第80回全日本体操個人総合選手権は2026年4月16日から19日まで、群馬県の高崎アリーナで行われた。男子は橋本大輝(日本生命/セントラルスポーツ)が170.114点で6連覇。女子は15歳の西山実沙(なんば体操クラブ/相愛学園)が110.332点で初優勝を飾った。
01 / MEN
橋本と岡、五輪王者同士の差は0.216点
男子は予選首位の橋本大輝と、2位の岡慎之助(徳洲会体操クラブ)が僅差で決勝へ進んだ。橋本の予選合計は85.582点、岡は84.899点。その差は0.683点だった。
決勝6種目では岡が84.999点をマークし、橋本の84.532点を上回った。それでも予選からの合計では橋本が170.114点、岡が169.898点。橋本が0.216点差で頂点を守り、全日本個人総合6連覇を達成した。
橋本が最終種目の鉄棒で記録した得点。決勝の鉄棒では全体トップだった。
3位は川上翔平(徳洲会体操クラブ)。決勝で84.498点を重ね、予選9位から166.947点まで順位を上げた。長谷川毅が166.298点で4位、土井陵輔が大会公表結果166.063点で5位となった。
02 / WOMEN
15歳の西山、0.101点差を守って初の日本一
女子は西山実沙が予選で55.566点を記録して首位発進。決勝でも跳馬14.233点、段違い平行棒14.100点と序盤の2種目で全体トップの得点を並べ、2日間合計110.332点とした。
前回優勝の岸里奈(戸田SC/環太平洋大学)は決勝4種目で55.599点をマークして追い上げた。最終結果は110.231点で、西山との差はわずか0.101点。岡村真(相好体操クラブ/四日市大学)が109.430点で3位に入った。
西山と2位・岸の得点差。予選と決勝を合わせた8演技で勝負が決まった。
西山は高校1年で全日本初制覇。女子の新たな日本一として、次の代表選考につながる大きな結果を残した。
03 / RESULTS
男女個人総合結果
男子個人総合 上位5人
| 順位 | 選手 | 所属 | 2日間合計 |
|---|---|---|---|
| 1 | 橋本 大輝 | 日本生命/セントラルスポーツ | 170.114 |
| 2 | 岡 慎之助 | 徳洲会体操クラブ | 169.898 |
| 3 | 川上 翔平 | 徳洲会体操クラブ | 166.947 |
| 4 | 長谷川 毅 | 徳洲会体操クラブ/青森県競技力向上対策本部 | 166.298 |
| 5 | 土井 陵輔 | セントラルスポーツ | 166.063* |
女子個人総合 上位5人
| 順位 | 選手 | 所属 | 2日間合計 |
|---|---|---|---|
| 1 | 西山 実沙 | なんば体操クラブ/相愛学園 | 110.332 |
| 2 | 岸 里奈 | 戸田SC/環太平洋大学 | 110.231 |
| 3 | 岡村 真 | 相好体操クラブ/四日市大学 | 109.430 |
| 4 | 南埜 佑芽 | なんば体操クラブ/相愛学園 | 108.132 |
| 5 | 杉原 愛子 | TRyAS | 106.965 |
*日本体操協会は2026年5月8日、男子ゆかの採点確認に伴い、代表選考で用いる土井陵輔の2日間合計を165.863点へ修正したと発表した。大会で公表済みの成績と総合5位は変更されていない。
EDITOR'S VIEW
二つの僅差が示した、個人総合の厳しさ
男子は0.216点、女子は0.101点。男女とも、予選と決勝を合わせた全演技の積み重ねが最後の数十分の一まで順位を左右した。橋本は王者として連覇を伸ばし、西山は新しい力として初優勝。第80回大会は、継続する強さと台頭する若さが同時に刻まれた大会となった。
